むち打ちについて知っていきましょう
- むちうちって、そもそもどんな症状なの?
- むち打ちって他にも呼び方があるって本当?
- 数日経って痛み出すのもむち打ちなの?
むち打ちは「頸椎捻挫」と呼ばれるとおり、基本的には「首の捻挫」と理解できます。
たとえば足を捻挫した際に、ひねった時はそれほど痛まなくても、寝ている最中に痛みで起きたり、翌日になって痛み出したという経験をなさった方もいらっしゃるでしょう。
むち打ちも同じ事で、交通事故に遭った時には症状がでなくても、数日してから痛みを感じることがあります。
むち打ちは「頸椎捻挫」と呼ばれる他に「外傷性頸部症候群」と診断されることがありますが、この長い傷病名もむちうちと同じ症状です。
むち打ちってそもそも何なの?
むち打ちという言葉は、交通事故を原因とする首の痛みを表す総称として一般化しています。
追突された際に生じる首から上の動きの軌道が、鞭を打つ時のそれに似ていることから「むち打ち」とよばれ始めたものと考えられますが、この言葉は、アメリカで最初に使われたと言われています。
文献で最も古くに見られるのは、アメリカの医師がアメリカ西部整形外科学会で発表した「Whiplash injury of the neck」という言葉であると言われており、ここから「むち打ち」という表現が広まっていったのではないかとされています。
「鞭打ち症」という言葉は広辞苑(第六版DVDROM版)にも掲載されており、一般的に浸透していると言えるでしょう。
むちうちの症状
むちうちとは、上述のとおり、追突などの衝撃で首が鞭を打つ時のようにしなり、主に頸部の椎間関節や靱帯が損傷する症状のことで、首、肩、腕の痛み、頭痛の他、目まいやふらつき、耳鳴りと言った症状を訴えられることが多いと言えます。
当院ではむち打ちの症状で受診なされる患者様にわかりやすく説明を行っている他、ホームページ上で、診察における経験も含めてわかりやすく解説しております。どうぞご参考になさってください。